つまらない
取り引きが済み
まだ温かい
焼け焦げた窓に
鷦鷯
何の用だい
運んでくれるかい
ついでにこれも
遡って
つまらない
顔はやめて
ここへおいでよ
あの太平洋の
波の重なりを伝えたくて
海の青
深く指を染め
匂いを図るんだ
砂漠を掠めて
♪
混ざらない
空模様のせいで
まだ乾かない
皺くちゃな浜に
磯馴松
彼の地で待つ
運んでくれるかい
時間とやらを
遡って
混ざり合う
色を浴びて
うまれたひとよ
生きるならば見よ
胸の高鳴りを忘れないで
終の雨
降らす雲にさえ
君はほほえむんだ
闇を解いて
♪