イントロダクション・春 - 山口百惠 (やまぐち ももえ)
詞:阿木燿子
曲:宇崎竜童
夢見る頃を
いくつか過ぎて
花吹雪の下私がいる
制服を着た乙女達の
弾んだ会話に微笑んでる
過ぎゆく時の追憶よりも
迎える季節の重さを想いながら
今人生が厚い扉を開いて
二人にその姿を見せる
山や河や谷や海
丘や森や空
そして愛愛に賭ける
あなたこの手を離さないで
死が二人を分つまで
死が二人を分つまで
出会いの頃の
記憶たどれば
春霞色のセピアトーン
幼いままの淡い恋が
やすらぎの中で
育っていた
不思議な時の生命にひかれ
まぶしく季節は
一度に花を咲かす
今人生が重い扉を開いて
二人に呼びかけているわ
風や波や鳥や木々
雨や雪や露
そして愛愛がすべて
あなたこの手を離さないで
死が二人を分つまで
死が二人を分つまで