窓辺に差した朝の光の花曇るその憂いが
まるで世界の秘密のようでずっと見ていたいと思った
息の仕方を忘れた僕はここに立ち尽くしたまま
風の強さに戸惑いながら信じられる言葉を探す
羅針盤を1つ残して僕ら 大人になっていく
その灯の色の名前も知らないままで
ファインダーに写った匂いを辿って
夜明けの海を見に行こうよ
渚に残した2人だけの印はきっと今もどこかで 僕らの帰りを待っている
日常が僕らを追い越していく前に
ちゃんと確かめたいから
ファインダーに写った匂いを辿って
夜明けの海を見に行こうよ
きっとすれ違う時間の測り方に
取り残された僕は溺れてしまうけど
もらった言葉の綾をなぞって
ひとつひとつと重ねる詩
もしも隣にあなたがいなくても その体温が繋ぐ確かにここに残ってる
日常が僕らを追い越していっても
ここで待っているから