月夜と黒猫 - OSTER project (オスタープロジェクト)
詞:OSTER project
曲:OSTER project
目があった瞬間
運命を感じたから
何があっても変わらず
大事にすると言ったのに
月日流れて
すれ違うことも増えた
燃え盛る恋の花は
枯れてしまったの
空っぽの心と
淡い夢に月の光が
魔法をかけて
私は猫になる
夜の帳をくぐり
抜けて進む
月の船に身を委ねてゆく
今夜帰りたくない
素っ気ない
背中に感じ取る
終わりのとき
あなたの冷めた台詞が
毛並みを漆黒に染める
赤い首輪が上手に
外せなくて
息も出来ずにいること
あなたは知らない
ねえ今夜はこんなに
月がキレイ
あなたのベッド抜けだして
私は猫になる
夜のしじまを
切り裂いて進む
月の船から
見下ろしてみれば
世界はダンスフロア
ミルクをくれるような
人たちなんて
幾らだっている世界だもの
寂しくなんてない
猫になったら
嫌なこともみんな忘れて
あなたのことも
忘れてしまえるかしら
シーツの上で
鋭い爪隠し
長いしっぽを弄び
笑いながら誰かを待つ
夜の鼓動が
鳴り響く頃に
あなたがどんな顔で
目覚めるのかなんて
もう知らない
せめて最後の
さよならの代わりに
残してゆく足跡
置き手紙
早く迎えに来て