モールス - Halo at 四畳半 (ハロアットヨジョウハン)
词:渡井翔汰
曲:渡井翔汰
0から1へ物語は進む
いつからか途絶えた応答
遠い星まで届くのだろうか
これは或る交信の記録
街には飛び交う
目に見えない信号
かつてそれを感情と呼んだ
声を失くした僕らの頭上を
等速度で駆け巡る微弱な振動
選ばれた僕らじゃないとしても
君が名を呼んでくれるなら
繋いだ記号ほら何度でも
応答するよその声だけを頼りに
ラジオが告げる遠い星の悲報
燃える街逃げ惑う人
僕にはまるで作り話の様で
胸が痛むただそれだけ
またひとつ
願いは墜えて掛ける星も無い
この手で守れるものはあるか
衛星が僕らを遠ざけて
どれほどまで近付いても
鳴り響いた音SOS
助けを呼ぶその声を今辿って
互いの座標を確かめ合って
その距離を初めて知る
離れていくほど思いは募ること
君の手に触れて知ったよ
微かでも多くの信号が
君の胸で煌めいている
そのすべてじゃ足りないものを
この声ならば伝えられると
選ばれた僕らじゃないとしても
まだ君の声が聴こえるよ
束ねた記号ほら何度でも
通信機などかなぐり捨てて
託された今日醒めない明日へ
この声ならば君とならば行ける
ずっと距離が離れたって
きっとそばに
交信を終わる