この劣等感を救ってくれ - Neru
词:Neru
曲:Neru
行き場を失った青春が
枯ればんだドアをノックして
相変わらず冷遇そうな
未来にまた溶けてゆく
裏町屯した高架下
泥濘んだ今日を横行闊歩する
少年少女は
夢の放棄を決め込む
暗闇から石を投げられて
穴が空いた心を
蔑むその眼こそヒトの凶器と
君は知ってたんだ
謗ってたんだろう
なあそうだろう
どうか
垢塗れの想いを笑わないで
ズタボロの命を壊さないで
隣人の舌打ちで
嘘が嘘になる前に
ろくでもない理想を掲げてくれ
どうしようもない
希望を叫んでくれ
見え透いた不幸を欲している
この劣等感を救ってくれ
僕達の明日は難破して
新宿の駅で遭難信号が
途絶えたみたいで
誰も行方を知らない
奈落の底へそっと押されて
転げ転がり落ちた
それでも尚
岩肌を這う事が
浅ましいと思うか
卑しいと毒突くか
違うだろう
いつかは救われるだ
なんて期待していて
許されるだなんて思い込んで
一切を受け入れた
僕はただの愚か者
虚しい自分を
どうも変えれなくて
悲しいんだ僕はって
胸を張って
見え透いた不幸に酔っている
この劣等感を救ってくれ
そうさ
泥塗れになって汚れていく
爪弾きに遭って離れていく
結局は孤独だ
何を誰に歌えばいい?
愛されたいからって
誤摩化したって
いつまでも
上手くは行かなくって
繕った紐を解いている
この劣等感を救ってくれ
僕の劣等感を救ってくれ