夏の終わりが頬を撫でる
空に揺蕩う積乱雲も
いつの日かあのなつのもとへ
閉じ込めてしまうんでしょうか
もしも僕が消えてしまったら
世界は僕を忘れてしまうよね
そんなことを考えていたら
風鈴の音が聞こえたんだ
夏の思い出消えぬ痛みも
季節を超えて今もあるから
泡沫のようなこの世界に
生まれた意味を抱きしめながら